果実酒作りの魅力は自分の手でいろいろな果実の味覚や香り・色彩をお酒という身近な飲料で健康的に味わい、楽しむことにあります。ですから、新鮮な果実のおいしさをそのまま引き出すことがとても大切なポイント、 氷砂糖であれば、漬け込んでそのまま放っておいても大丈夫、自然に溶けてしっかり熟成してくれます。 |
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砂糖類は一般的に製法の違いや色・形の差で色々な種類がありますが、ふつう家庭で良く使われている上白糖やグラニュ糖などと氷砂糖はどう違うのでしょう? 氷砂糖の製法には大きく2種類に分かれます。 1)静置法 昔からある製法です。長方形の皿の中に小さな氷砂糖を入れ、グラニュ糖を溶かした糖液をはり、温室で静置したまま結晶を育てる方法で約30日前後の日数が必要です。製品は上一等(またはロックシュガー)と呼ばれ結晶は大きく不揃いです、1945年以前はこの上一等が主流でした。 2)攪拌機法 回転結晶機を使用する生産方式で糖液と小さな氷砂糖を入れ、温度を一定に保ちながら攪拌する製法で、約7日前後の日数が必要です。製品はクリスタルと呼ばれ現在では最も一般的に流通し、果実酒用として最適な氷砂糖です。 ◎結晶が育つということは純粋な蔗糖分だけが結晶の中に吸収され不純物がはじき出されるため、品質は砂糖の中で最高と言えます。 |
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『氷砂糖』というと何だか特別なお砂糖のように思いがち
「氷砂糖のあの大きな粒が溶けるかどうか心配」と敬遠される方もご安心を! |